【歯科】子犬を迎えたら歯のチェックを|乳歯遺残・歯並び・永久歯の生え方を早めに確認しましょう

子犬を迎えたら、歯のチェックを始めませんか?

子犬を迎えると、

  • ワクチン
  • フィラリア予防
  • 避妊・去勢手術

についてはよく耳にすると思います。
しかし、意外と知られていないのが歯の成長を定期的に確認することの大切さです。
犬は生後4〜7か月頃に乳歯から永久歯へ生え変わります。
この時期に歯並びや生え方をチェックすることで、将来の歯周病や咬み合わせの異常を予防できる可能性があります。


子犬の歯でチェックしたい3つのポイント

子犬の歯科検診では、主に次の3つを確認します。

① 乳歯はきちんと抜けている?

永久歯が生えているのに乳歯が残っている状態を乳歯遺残といいます。
小型犬では非常によく見られる異常です。

乳歯が残っている犬の歯の写真

② 永久歯は正しい位置に生えている?

永久歯の向きが悪いと、

  • 上顎の歯ぐきを傷付ける
  • 口蓋に穴を開ける
  • 咬み合わせが悪くなる

ことがあります。
特に下顎犬歯は注意が必要です。

犬の不整咬合

③ 永久歯は全部ある?

見た目では正常に見えても、

  • 埋伏歯
  • 萌出異常

が隠れていることがあります。
歯科レントゲンを撮影することで初めて分かるケースも少なくありません。

埋伏歯の歯科レントゲン

乳歯遺残とは?

犬は通常、生後4〜7か月頃に乳歯が抜け、永久歯へ生え変わります。
しかし乳歯が自然に抜けず、永久歯と一緒に残ってしまうことがあります。
これを乳歯遺残と呼びます。

特に

  • トイプードル
  • チワワ
  • ポメラニアン
  • ヨークシャーテリア

などの小型犬で多くみられます。


放置するとどうなる?

乳歯遺残を放置すると

  • 歯並びが悪くなる
  • 歯垢・歯石が付きやすくなる
  • 若いうちから歯周病になる
  • 永久歯の位置が変わる

などの問題が起こります。
特に下顎犬歯では、永久歯が口蓋に当たり続けてしまい、痛みや口腔内の傷の原因になることがあります。


治療は「早いほどシンプル」

永久歯が生えても乳歯が残っている場合は、全身麻酔下で乳歯を抜歯します。
早い時期に治療することで、

  • 永久歯が正しい位置へ誘導されやすい
  • 将来的な矯正治療を避けられる
  • 歯周病を予防できる

可能性があります。


去勢・避妊手術は歯科検査のチャンス

多くの子犬は、生後6〜12か月頃に去勢・避妊手術を受けます。
このタイミングで全身麻酔を行うため、

  • 歯科レントゲン
  • 乳歯遺残
  • 埋伏歯
  • 永久歯の本数
  • 咬み合わせ

まで一緒に確認することをおすすめしています。


専門病院で定期的に歯をチェックするメリット

子犬の時期は、体が成長するだけでなく、歯も大きく変化します。
だからこそ、

  • 乳歯が順調に抜けているか
  • 永久歯が正しい位置に生えているか
  • 咬み合わせに異常がないか

を定期的に確認することが、一生使う歯を守る第一歩になります。
「まだ子犬だから歯は大丈夫」と思わず、この時期だからこそ歯科チェックを受けることをおすすめします。


まとめ

  • 子犬は生後4〜7か月頃に永久歯へ生え変わる
  • 子犬の時期は歯の成長を定期的にチェックすることが大切
  • 乳歯遺残や不整咬合は早期発見・早期治療が重要
  • 去勢・避妊手術のタイミングで歯科レントゲンを撮ることで、目に見えない異常も確認できる
  • 子犬の頃から歯を守ることが、将来の歯周病予防につながる