院内検査機器のご紹介:超音波検査(エコー検査)

体にやさしく「中の様子」を見る検査

超音波検査(エコー検査)は、動物の体に痛みを与えることなく、
臓器の内部構造や動きをリアルタイムで観察できる検査です。

レントゲンでは「形」を、超音波では「動き」を見ることができ、
より詳しい診断を行う上で欠かせない検査のひとつです。


🩺 どんなときに使うの?

当院では、以下のようなケースで超音波検査を実施します。

  • 心臓の動きや弁の状態を確認したいとき
  • 肝臓・腎臓・膀胱などの臓器の異常が疑われるとき
  • 腫瘤(しこり)やリンパ節の大きさを評価したいとき
  • 麻酔前検査や健康診断での全身スクリーニング

必要に応じて、血液検査やレントゲン検査と組み合わせて総合的に評価します。


💡 痛みもなく、リラックスした状態で

超音波は「音波」で臓器を映すため、被ばくの心配がなく、
麻酔を使わずに検査ができます。

動物たちが安心して検査を受けられるよう、
専用のマットを引いたり、タオルで包んだり、優しく声をかけながら実施しています🐶🐱


⚙️ 当院で導入している機器

東京動物皮膚科センター/神宮前動物病院では、
高画質・高周波数の超音波診断装置を導入しています。
これにより、皮膚下や顎下などの小さな構造も詳細に確認することが可能です。

  • カラー・ドプラー機能による血流の可視化
  • 高周波プローブによる浅部臓器(リンパ節・唾液腺)の描出
  • 心臓用プローブによる詳細な心機能評価

🏥 飼い主さまへ

超音波検査は、症状が出ていないうちから健康状態を確認できる早期発見のための検査です。
定期的な健康チェックで、わんちゃん・ねこちゃんの「小さなサイン」を見逃さないようにしましょう。


📍
東京動物皮膚科センター/神宮前動物病院
東京都渋谷区神宮前3丁目31-2-2F
🐾 外苑前駅・明治神宮前駅 徒歩10分
📞 03-3403-8012