【皮膚】犬の外耳炎とは?〜耳が赤いだけでも受診した方がよい?〜①

こんにちは。東京動物皮膚科センターの馬場です。

今回から数回にわたり、犬の外耳炎について解説していきます。

「耳をかいている」「頭をよく振る」「耳が臭う」などは、多くの飼い主さんが経験する症状です。しかし、「少し様子を見よう」と思っている間に外耳炎が慢性化し、治療が難しくなってしまうことも少なくありません。

外耳炎とは、耳介から鼓膜まで続く「外耳道」に炎症が起こる病気です。犬では非常に多い病気で、海外では約10〜20%の犬が経験すると報告されています。

初期には耳が赤くなる程度ですが、炎症が続くと耳垢が増え、細菌やマラセチアが増殖し、さらに炎症が悪化するという悪循環に陥ります。

つまり、「耳垢が多い病気」ではなく、「炎症が起きている病気」という理解が大切です。

次回は、「なぜ外耳炎は何度も繰り返すのか」についてお話しします。