【歯科】猫の尾側口内炎と全臼歯抜歯の症例|1ヶ月後の経過報告

こんにちは。
東京動物皮膚科センター/神宮前動物病院 歯科診療担当獣医師の森田です。

先日のコラム(こちらの記事)でご紹介した、猫の尾側口内炎に対して全臼歯抜歯を実施した症例について、術後1ヶ月の経過が非常に良好でしたので、追加でご報告させていただきます。


🐾 術後1ヶ月で見られた明らかな改善

この猫ちゃんは、術前には

  • 強い口腔内の痛み
  • 食欲の低下
  • よだれや口臭
  • 触られることへの過敏反応

といった典型的な尾側口内炎の症状が見られていました。

しかし現在では、以下のような劇的な改善が確認されています:

投薬なしでも食欲が安定(むしろ旺盛で体重が増加)
✔ 口を気にする素振りが一切なくなった
✔ よだれや口臭も完全に消失
✔ ご家族からは「別猫のように元気」とのお声も

術後のQOL(生活の質)の向上が、私たち獣医師から見ても明らかでした。


🔬 当院では大学との共同研究も実施中

東京動物皮膚科センターでは現在、尾側口内炎に関する大学との共同研究を進めています。

  • 免疫応答に関わる微生物動態の解析
  • 抜歯のタイミングと炎症制御の関係
  • 抗炎症性サイトカインの推移

など、臨床と基礎をつなぐデータ収集を行いながら、今後のより良い治療法確立に取り組んでいます。


✅ 改めてまとめ

  • 猫の尾側口内炎は内科治療だけでは限界があるケースが多い
  • 抜歯は痛みの根本を取り除く有効な選択肢
  • 術後の経過観察により、明らかな改善が確認される症例も多い
  • 東京動物皮膚科センターでは研究・臨床の両面から治療を支援

📞 ご相談・ご予約はこちら
東京動物皮膚科センター/神宮前動物病院(歯科診療担当:森田)
TEL:03-3403-8012

「もう一度食事を楽しんでほしい」
そんな願いに応えるため、できる限りのサポートを行ってまいります。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。