こんにちは。歯科診療担当獣医師の森田です。
今回は、当院で行った**歯周外科治療+歯周組織再生療法(M-MINST法)**による、歯を温存した症例をご紹介します。
M-MINST(Modified Minimally Invasive Non-Surgical Therapy)とは?

M-MINSTは、人の歯周病治療をベースにした低侵襲な非外科的歯周療法で、次の特徴があります。
- **3〜4倍の拡大視野(ルーペ)**での精密な視診
- 専用の超音波スケーラー+ハンドスケーラーで歯周ポケット底部まで徹底的に根面清掃
- 原則として歯肉の切開は行わず、必要に応じてごく小範囲の操作や局所麻酔を併用
- 骨欠損部の再生を促すため、PRFや骨補填材などの再生材料を組み合わせる場合もある
従来の外科的フラップ手術と比較して、侵襲を大きく抑えながら骨や歯周組織の治癒を促進できる治療法です。

症例紹介
今回の患者さんは、重度の歯周病による下顎第一後臼歯の骨融解を認めたケースです。
レントゲン検査では3壁性の垂直性骨欠損を確認しました。

処置は全身麻酔下で行い、M-MINSTの手技により歯周ポケット底部まで根面清掃を徹底。骨欠損部には自己由来PRFを充填し、歯周組織の再生を促進しました。
予後と今後の経過
本症例は、処置後のホームデンタルケアも十分に行える環境が整っており、良好な治癒が期待されます。
術後の経過写真・レントゲンは、今後撮影次第こちらのコラムを更新予定です。
まとめ
- M-MINSTは、低侵襲で歯を残すことを目指せる再生療法
- 成功には、処置後のデンタルケアが大きく関与
- 歯周病が進行しても「抜歯一択」ではなく、保存の選択肢も検討可能
東京都渋谷区・港区で、犬猫の歯周病や歯の保存治療をお考えの方は、ぜひご相談ください。
📞 03-3403-8012(歯科診療 担当:森田)