こんにちは。東京動物皮膚科センターの馬場です。
「うちの子はアトピーと言われたけど、どうやって診断したの?」とよく聞かれます。今回はCADの診断の流れを解説します。
CADに似た病気がたくさんある
実はCADの診断は、「アトピーです」と一言で決まるものではありません。
外部寄生虫症(ノミ・ダニ・疥癬など)・細菌感染・マラセチア(真菌)感染・食物アレルギーなど、CADとよく似た症状を引き起こす病気がたくさんあります。


まずはこれらの疾患を適切な皮膚科検査で除外することが出発点です。
「CADっぽさ」を評価する
次に、「Favrotの診断基準」という世界的に使われる8つの項目(3歳以下での発症、室内飼育、前肢端に病変あり、耳に病変あり、など)を確認します。
これらの項目が5〜6つ以上当てはまると、CADの可能性が高いと判断します。

初診の段階で問診・皮膚科検査・身体検査をしながら、自然とこれらの内容を把握するよう心がけています。
食物アレルギーの除外は必須
CADと診断するには、食物アレルギーを「除去食試験」によって除外することが理想です。
これは厳密に2か月間、特定の食事のみを与える試験です。なかなか大変ですが、根本的な原因を知るために重要なステップです。
次回はCADの治療について解説します。
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