こんにちは。東京動物皮膚科センターの馬場です。
前回はCADの定義とかゆみのメカニズムをお伝えしました。
今回は「どんな犬がなりやすいのか」と、皮膚バリアについて解説します。
なりやすい犬種は?
CADは遺伝的素因が関係するため、特定の犬種で発症率が高い傾向があります。
海外ではゴールデン・レトリーバーやウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアが有名ですが、日本では柴犬・トイ・プードル・シー・ズー・フレンチ・ブルドッグなどが比較的多い印象です。


ただし、これらの犬種でも発症しない子はたくさんいますし、「うちの犬は違う犬種だから大丈夫」ということにもなりません。あくまで一つの傾向として参考にしてください。
皮膚バリアとは?
健康な皮膚には、外からの刺激や細菌・アレルゲンの侵入を防ぐ「バリア機能」が備わっています。
CADではこのバリアが壊れやすく、フィラグリンというタンパク質の減少やタイトジャンクションという構造の障害が報告されています。
バリアが弱まると、外からの刺激に対して皮膚が過敏になり、炎症が起きやすくなります。スキンケアが治療の一環として重要視されている理由はここにあります。
次回はCADの診断アプローチについて解説します。
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